Befco青年塾1期_4月研修
Befco青年塾の目的意義は「『志』を高める」ことである。そのためには「人生にテーマを持つ」ことが重要であり、本研修では、自身のルーツや歴史を振り返るとともに「人生のテーマとは何か」について学びを深めた。2022年4月23日からの3日間、高尾山の麓にある研修施設に集まり、高尾山の「気」を存分に吸収しながらの開催となった。
1.オリジナル研修「ディベート」
ディベートの実施は、3月研修に引き続き2回目。今回のテーマは「民主主義の是非」についてだ。近年、リベラルな民主主義国家よりも、中国やロシア、シンガポールなど専制主義的国家の経済的成長が著しいが、その一方でウクライナ侵攻など、独裁的国家が故の痛ましい暴走も起きている。このような状況を受け、これまで疑う事なく受け入れてきた「民主主義」について、事前に調べ議論をすることで、その優位性と問題点を理解し、日本そして世界の将来を考える機会とした。
2.オリジナル研修「自分のルーツを知る」
人生のテーマを考えるためには自身のルーツ、すなわち祖先や親、自分自身について理解を深めることが重要であると考えた。事前課題として、自分の家系図の作成、また、これまでどのような事に興味を持って考え、生きてきたのかを自分年表にまとめ発表を行った。改めて、自分の「命の根本(もと)」の理解に繋げるとともに、自分の「今」を見つめなおし「未来」を思い描くきっかけとなった。



3.料理研修
今回は、日本特有の文化かつ料理の基礎である「だし」の取り方および使い方を知ることを目的として実施。今回だしに使用した『本枯節』は使用するまでに1年半もの期間を要することを知り、普段何気なく口にしている食品も多くの人が関わりながら丁寧に作られていること、「だし」は料理には欠かすことの出来ない調味料であり、日本には他国に誇ることのできる食文化があることを再確認することができた。今まで以上に命のつながりへの感謝、食を作ってくれた人々への感謝を忘れないようにしていきたいと感じる研修となった。



4.高尾山登山
「全員で山頂を目指す」という1つの目標に向けて、皆で共通の体験をすることで協調性および連帯感を育むこと、登頂という目標達成に向けて苦しい状況下でも一歩一歩前に進む忍耐力および精神力を養うことを目的に実施した。高尾山の自然を体感でき、最もハードなコースといわれる稲荷山ルートを選択。麓から頂上にかけての植生の変化や高尾山の「気」を感じつつ、声を掛け合いながら1時間半かけて登頂に成功した。





5.講義「『人生のテーマ』を考える」
ごきげん堂代表 平澤周氏をお招きし、「『人生のテーマ』を考える」についての講座を開催して頂いた。平澤周氏は、松下幸之助氏が創設経営のPHP研究所入社以来、5年間翁のもとで人間学や商売の心得を学び、その学んだ知恵を「原理原則」として整理し、広く伝える研修活動を展開中のである。講義を通して、「人生のテーマ」とは「自分はこの道で行く」ということを明確にすることであり、【夢・志・行動計画】として熱く語れる「自分軸」を持つということを学んだ。また、ディスカッション等を盛り込んだ討議形式としたため、仲間の考えを聞くことで新たな気づきや相手を知る機会に繋がった。



6.講義「『言志四録』に学ぶ人間学」
「『人生のテーマ』について考える」の学びを受け、江戸後期の儒学者 佐藤一斎が後半生の四十余年にわたって書いた語録「言志四録」を用いて「人間学」について学ぶ講義を実施。人間学とは、自分という一人の人間の内なる徳に光を当て、徳を磨くことで清々しく生きていくための学びであり、自覚できるようになると一隅を照らす人材として活躍することができると学んだ。講義の最後には、「志を実践する際の『心構え』を漢字一文字で表現する」についての発表を行い、変化の多い昏迷の時代を志高く歩んでいくことを心に誓う場となった。



おわりに
今回の研修は、関東地区で研修場所を探し、高尾山麓で開催することになりました。本研修テーマは「人生のテーマを考える」というとても大きなテーマではありましたが、喧騒から離れた高尾の地で、自然の「気」を感じながら学ぶ事でより深く講義に没入する事ができたように思います。オリジナル研修の課題である「自分のルーツ」を調べる中で多くの人に支えられて今があること、そして講師の平澤様との出会いと、世の中には様々な「縁」があり、その繋がりの中で生かされていることを再認識する場となりました。また、2泊3日の研修期間中で今までに経験したことがないほど、各々が自分自身と向き合いながら様々な角度から人生を紐解き、生きる意味合いを考えることができました。本研修で学んだことを胸に、自分自身が心から納得できる人生の夢や志にこれから磨き上げいきたいと思います。


